前回からの続きです~
ノロの時代
その時の過去生は、500年以上前に生きていた琉球王朝時代のノロでした。
沖縄にはユタとノロという2通りのシャーマンがいます。
ザックリ言うとこんな感じ。
私は久高島という離島にいた、クニチャサというノロでした。
クニチャサというのは個人名ではなく、役職名のようなものです。
久高島は聖なる島とも呼ばれていたため、当時の琉球王である尚徳王が参拝に来られ、そこで見初められて寵愛を受けることになります。
そして尚徳王が久高島に滞在している間に本島ではクーデターが起こり、尚徳王は追われる身となるのです。
クニチャサは愛する尚徳王が失脚したことに胸を痛め、自分を責め、周りからも責められ、その周りは自分の両親も非難するので、その申し訳なさ、そして愛する尚徳王への愛のやり場のなさ、などいろんな気持ちを抱えてどうすることもできず、自死します。
島の大きなガジュマルの木で首を吊るのです。
多分、その時お腹に子を宿していたように感じます。
沖縄の久高島にも行きましたが、散策を初めて早々に、とある場所の隅に植えられたガジュマルの前で数十分も泣き続けました。
その時は自分がなぜ泣いているのか分からず、ただただ込み上げてくる感情を涙という形で表現していただけですが、私の魂は想い出していたのでしょうね。
ちなみに、その一年ほど前に、部屋に置く植物が欲しいと思って詳しい友人に相談したところ、ガジュマルが育てやすいと言われ購入しました。
そして数か月で枯らしましたw
マニュアル通りに世話をしていたんですが、、
友人には、え?ガジュマルが枯れるの?と驚かれました(笑)
遺していた感情と今にあるカルマ
クニチャサはいろんな未消化の感情を遺していました。
私は今回の人生では未婚です。
お付き合いしていた男性はそれなりにいましたが、結婚したいと思ったことはありません。
相手が盛り上がっていたこともありましたが、こんなもんなのかな、という冷めた感情でした(当時の彼にはごめんなさいですがw)
子どもを産みたいと思ったこともありません。
いたらいたで楽しいだろうな、くらいです。
「私は女だ!女性として見て欲しい!」という想いも遺していました。
ノロは聖職なので、王に愛されてはいても周りからはただの女性として見られることはなく、聖職者が地に落ちた、というような扱いをされていたのです。
今の人生では、周りからどう見られているか、をとても気にして生きてきました。
それを創ったのがクニチャサのカルマだけなのかは分かりませんが、こうあるべき、という自分と、それを壊してしまいたい自分と、矛盾した感覚は持っていました。
クニチャサだけでなく、ノロとしての人生はまだまだ続きますw