ai's story

〜意識の探求者〜

一瞥体験

覚醒体験の後は、

丸ごと「私」がなくなるような体験ではなく、

現実に居ながら突然

「そうか!分かった!」

となるような一瞥体験が続きました。

 

これまでの人生に起こったあらゆること全てが必要であったことが解ったり、

自分が愛おしくて泣き続けたり、

両親をはじめ、あらゆる人への感謝が溢れたり…

 

胸を震わす感動と高揚感で涙が溢れ、

その場から動けなくなります。

 

 

でもそれはその時だけで、

徐々にその感覚は薄れ、

そんなこともあったなぁ〜

くらいになっていきます。

 

それでも、

私の中では変容が起こっているようです。

 

 

時間の存在への一瞥体験

 

例えばある日、

「時間ってないんだ!

因果律もないんだ!!」

となって、世界が明るく見え、

小躍りしたくなるような高揚感に包まれました。

そして涙が溢れ…

 

それは外出中に起こったので、

ここで泣いたら怪しいから誤魔化そう、

とか思ってる自分もちゃんといるんてすけど笑

 

だからといって、

それが解ったからといっても、

タイムワープができるようになるわけでもなく、

現実の生活の中では時間は流れ、

原因と結果があるわけです。

 

 

ただ、

時間というのは私が信じているから存在するんだ、

ということはどこかに植え付けられたようです。

 

時間という存在への確信度が、

その存在の在り方そのものを決めている、

という感覚がいつの間にか馴染みのある見方になっていました。

簡単に言うと、

時間っていい加減なもんだな〜

と感じてるということです。

 

 

ミヒャエル・エンデ著の『モモ』でも

時間はパーソナルなものとして描かれているということに気付きました。

 

現在の一瞥体験

 

一瞥体験は今でも時々起こります。

けれど以前のそれとは違い、

もっと静かに通り過ぎます。

 

この世界が私の知らない見え方をするその一瞬、

「私」は無くなります。

でも泣くほどの高揚感が起こるわけでもなく、

時間はまた普段通りに流れはじめます。

 

その都度、この世界の奥の深さを知るのです。